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アメリカ人の恋愛が日本人よりアツイのには理由があった!北大が検証

 あと10日でバレンタインデー。最近は自分用に高価なチョコレートを購入する女性も珍しくないが、日本では女性から男性へチョコレートを贈る日。ところ変わって米国では、日本みたいな習慣はないけれど、プロポーズしたり、二人きりでディナーを楽しんだりと、思い思いにロマンティックに過ごす。

 

 北海道大学大学院の結城雅樹教授と山田順子さんの研究グループは、いま特定のパートナーがいる日米158人(日本:51人、米国:107人)を対象に、2014年12月から2015年1月にかけてインターネット調査を行なった結果、米国人の恋愛が日本人より情熱的なのは、米国社会の方が恋人選びの自由度が高く恋愛競争が激しいためだと結論づけた。

 

 調査では、▽恋人に対する情熱の強さ、▽恋人に自分の誠実さを示す行動、▽恋愛関係の流動性に関する複数の質問に、それぞれ「強くそう思う」から「全くそう思わない」までの6段階で答えてもらった。

 

 その結果、情熱に関しては想定どおり、米国人の方が高いスコアが出た。この点については、従来から北米の人たちは、日本人や中国人より情熱的だと指摘されており、特に目新しいものではない。注目すべきなのは、恋愛関係における社会の流動性、つまり、どれくらい簡単に相手を乗り換えられるかどうかを尋ねる調査だ。

 

 具体的には、「自分が暮らす社会は、出会いのチャンスが多い」とか「周囲の人たちは恋人として付き合うパートナーを自由に選べないことがある」「現在の恋愛関係に満足していなければ、その関係を簡単に解消することができる」などといった6つの質問をそれぞれ6段階で答えてもらった。

 

 その結果、米国の方が恋愛関係の流動性が高く、たくさんの異性と出会い、自由に交際相手を選べると認識していた。言い換えると、今の交際相手よりも魅力的な異性と出会い、関係を乗り換えるチャンスが多いことを意味する。

 

 これを「情熱の強さ」と照らし合わせてみると、「流動性が高い」と認識している人ほど、「情熱」が強い傾向が見られた。つまり、魅力的な恋愛相手を常に奪い合うような競争社会では、パートナーに捨てられる不安が生じやすくなるため、情熱が強い人ほど、自分の誠実さを示すあまり、献身的な行動を取ろうとするという。

 

 つまり、恋愛競争が高い社会ほど、人々は情熱的に恋愛し、それが行動にも現れるようになる。近年日本では、「恋愛が面倒くさい」と感じる草食系の若者が増えていると言われるが、我々は知らないうちに、恋人選びに制約を設けていたのかもしれない。

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