歴史

NASAの裏庭に恐竜の足跡化石 アマチュア研究者が発見 その数70種類!

 米国の首都の近郊にある航空宇宙局(NASA)の研究施設の敷地内から、白亜紀の恐竜や古代の哺乳類の足跡の化石が大量に見つかった!足跡は70種類以上に及び、世界中のどの発掘現場よりも数が多いとして、研究者を驚かせている。科学誌『サイエンティフィック・リポーツ』に先月31日掲載された。

 

 約1億年前の白亜紀の恐竜の化石が見つかったのは、首都ワシントンから20キロほど離れたメリーランド州に位置するゴダード宇宙飛行センター。ハッブル宇宙望遠鏡や地球観測衛星など、さまざまな衛星の管制や通信を行なう最先端の宇宙基地だ。

 

 アマチュアの古生物学者レイ・スタンフォードさんは2012年、ゴダードで働く妻を職場に送ったあとに、施設の裏庭にある奇妙な岩の存在に気づいた。車を駐めて地面を調べたところ、土の中からわずかにのぞく岩肌に、幅30センチくらいの恐竜とみられる足跡が残っていた。

 

 発掘調査した結果、岩の正体は砂が長い年月をかけて固まった砂岩で、幅90センチ、長さ2.4メートルのテーブルサイズの一枚岩に、ノドサウルスや翼竜など8種類の恐竜と、リスやアライグマサイズの小さな哺乳動物の足跡が全部で70以上刻まれていることがわかった。

 

 

 調査に協力したコロラド大学デンバー校の古生物学者、マーティン・ロックリー博士は「私は40年近く化石を研究しているが、この大きさの岩に、これだけ密度が高い足跡が残っているのは世界中でも他に例がない。これは白亜紀の生物の軌跡を残した大鉱脈、タイムカプセルですよ!」と大絶賛だ。

 

 70種類の足跡は、いずれも数日以内に残された可能性が高いという。ふたりの研究者は「古代のメリーランド州は、現代よりも海岸線が内陸部に及んでおり、気温は高く、湿地帯だったのだろう」として、恐竜が小動物を追いかけた足跡だとみている。

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