事故

陸自ヘリ墜落 回転部品の交換直後に事故 不明の機長は捜索中

 佐賀県神埼市で5日午後に発生した陸上自衛隊所属のヘリコプター墜落事故を受けて、防衛省は事故と同型機の飛行停止を命じると共に、自衛隊所属のヘリ全機種の点検を指示した。小野寺五典防衛相は6日の会見で、事故機は回転翼中心部の「メインローターヘッド」の交換を行った直後に墜落した事実を明らかにした。

 

 この事故は5日午後4時43分ごろ、佐賀県の陸上自衛隊目達原(めたばる)駐屯地所属のヘリコプター「AH-64Dアパッチ・ロングボウ」1機が、駐屯地の南西約4キロの上空で点検飛行中に、機首から墜落し、付近の民家3棟で火災が発生し、小学5年生の女の子(11歳)が軽傷を負ったもの。

 

 この事故で、ヘリの副操縦士の高山啓希1等陸曹(26歳)が死亡し、機長の齊藤謙一2等陸佐(43歳)が行方不明だという。

 

 小野寺防衛相は会見で、事故機は50時間ごとの定期検査に加えて、「メインローターヘッド」の交換を行った後の試験飛行中に墜落したと明らかにした。この部品は、4枚の羽をつないで回転する部分で、陸上自衛隊内に設置した航空事故調査委員会が原因や経緯を究明するとしている。

 

 また、事故機を含め、ヘリコプターには微量の放射性物質を含む部品が使用されているが、墜落事故現場や部品が散乱した場所で、放射線量の異常は出ていないという。

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