感染症

インフル患者「2月に入って増加」282万人 感染研「従来にない流行像」

 全国の医療機関を受診したインフルエンザ患者数は、先月末から今月初めにかけて急増し、推計で282万人になったと国立感染症研究所が9日発表した。全47都道府県で警報レベルが続いているが、最も深刻な状況だ。

 

 国立感染症研究所の最新の調査によると、1月29日〜2月4日までの1週間で、全国5000カ所の定点医療機関を受診した患者の報告数は26万8811人。1医療機関あたりで見ると患者数は54.33人となり、前週より2人近く多い。

 

 医療機関あたりの患者数を都道府県別に見ると、大分県が最も多く77.09人、次いで福岡県(69.96人)、埼玉県(68.29人)、神奈川県(66.31人)、高知県(66.19人)。九州と首都圏の医療機関では、連日患者がひっきりなしに受診している状況だ。

 

 定点医療機関からの報告をもとに推計した全国の患者数は、約282万人となり、前週より8万人増えた。47都道府県で3段階の警報レベルの最も深刻な状態に達している。

  

 今シーズンに入ってからこれまでの累積患者数は、推計で約1393万人となり、国民の1割近くが感染している状況だ。

 

 ウイルスの検出状況を見ると、直近の5週間ではB型が最も多く、次いで2009年に流行した新型「AH1pdm09」、香港型の順となっている。昨年11月、12月は新型が最も多く検出されていたが、1月以降は逆転している。

 

 国立感染症研究所によると、9月に横浜市の小学校でB型ウイルスによる集団感染が発生して以来、3カ月以上も集団感染の流行が続くなど、今シーズンは早い段階からB型ウイルスの流行が先行しており、「これまでにない流行の形だ」と見解を示している。

 

 

■国内の感染症患者の流行については、ハザードラボ「感染症マップ」も合わせてご覧ください。

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