火山

新燃岳「激しい噴煙 上空1500m到達」空気振動ともなう地震も…(動画)

 

 霧島連山の新燃岳では昨夜から火山性微動の振幅が増大し、夜間には火口内で噴石の飛散があった。けさからは空気の振動を伴う大きな火山性地震も発生しており、気象庁は再び大きな噴火が発生するおそれがあるとして警戒を呼びかけている。

 

 鹿児島県と宮崎県にまたがる新燃岳では、5日午後9時ごろから、地下のマグマや水蒸気の動きを示す火山性微動の振幅が増大し、激しく噴煙が放出されている。

 

 

(撮影:みヨ子さん @myc_miyoco)

 

 今月1日から再開した火山活動は、火口内東側にある火孔から噴火が起こっていたが、昨夜は反対側の西側付近からも噴煙が上がっているのが確認された。噴煙の高さは最高で上空1500メートルまで到達し、夜には火口内で大きな噴石が飛び散るようすも確認されている。

 

 気象庁によるとけさ7時ごろからは空振を伴う振幅の大きな火山性地震も観測されており、今月1日以降、火山性微動が継続している。

 

 気象衛星ひまわり8号が上空からとらえた画像を見ると、噴煙は真南に向かってたなびいているのがはっきりわかる。防災科学技術研究所が今月2日に行った現地調査では、火口から東南東方向に4.4キロほど離れた高千穂峰の「天孫降臨(てんそんこうりん)登山口」付近では、1㎡あたり180グラム近い火山灰が積もっていたという。

 

 気象庁は「今後も噴火が発生するおそれがある」として、火口から約3キロ範囲では弾道を描いて飛散する大きな噴石や火砕流に警戒するとともに、風下では火山灰だけでなく、風に流されて降る火山れきや、空振による窓ガラスの破損や土石流に注意するよう呼びかけている。

 

■国内の火山の状況は、ハザードラボ「火山マップ」でもご覧いただけます。

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