火山

【新燃岳】爆発的噴火4回!マグマだまりで地殻変動 衛星がとらえた!(動画)

 激しい噴火が続く新燃岳では6日午後2時27分以降、午後8時までに爆発的噴火を4回繰り返した。気象庁によると、火口内には新たな溶岩ドームが形成され、北西方向のマグマだまりがあると考えられている付近では地殻変動も観測されていることから、火山活動はさらに強まるおそれがあるとして警戒を呼びかけている。

 

 2011年3月以来、7年ぶりに爆発的噴火が発生した新燃岳では、6日午後8時までに4回爆発が相次ぎ、噴煙の高さは最高で火口から2800メートル上空に上がった。

 

 このようすは気象衛星ひまわり8号もとらえており、複数の静止画をコマ送りさせたGIF動画を見ると、風に運ばれて鹿児島空港がある火山から南西方向に灰色の噴煙が広がっていくのがはっきりわかる。

 

 

 気象庁は6日、上空から火口内の観測を行い、昨年10月の噴火でできた東側の火口が溶岩で覆われ、噴煙が火口の中心と北側付近から放出されているのを確認した。鹿児島大学の火山学者、井村隆介准教授は「溶岩ドームはかなり高く、20メートルくらいある」と指摘。マグマの通り道が溶岩ドームでふさがれると、内部の圧力が高まることから、引き続き爆発的噴火への警戒は必要だ。

 

 また、新燃岳の北西6キロ地点に位置するえびの岳付近では、6日午前9時ごろから収縮するような地殻変動が観測されている。この付近は、2011年の噴火の際にマグマだまりがあると推定されており、新燃岳にマグマを供給している可能性がある。

 

 火山性微動は今月1日以降継続しており、火山性地震も断続的に発生している。付近の住民は噴火が起きていない深夜にも、「ごおぉー、ごぉー」とか「ドーンドーン」などという空気振動が引き起こす鳴動を耳にしている。

 

 気象庁は「2011年と同じように爆発的噴火に伴って空振が窓ガラスを割る可能性もある」として、火山灰や火山れき(小さな噴石)、降雨時の土石流や火山ガスにも注意するよう呼びかけている。

 

■新燃岳をはじめとする国内火山の状況は、ハザードラボ「火山マップ」でも随時ご確認いただけます。

 あなたにオススメの記事