外交

4月南北首脳会談「過去の教訓ふまえるべき」菅官房長官が圧力維持に言及

 韓国と北朝鮮の両首脳は、4月末に軍事境界線がある板門店で会談することで合意した。菅義偉官房長官は7日の会見で、「北朝鮮が非核化に向けて具体的な行動を示すことが重要だ」として、従来どおり最大限の圧力をかけ続けていく考えを強調した。

 

 今月5日に訪朝し、金正恩朝鮮労働党委員長と会談した韓国政府の特師団は6日夜、大統領府で会見を開き、来月末に板門店の韓国側の施設「平和の家」で南北首脳会談を行う方針で合意したと明らかにした。

 

 韓国特師団の鄭義溶(チョン・ウイヨン)国家安全保障室長は会見で、「南北両政府は軍事的緊張の緩和と緊密な連携を目指して、首脳間のホットラインを設置し、4月末の首脳会談前に最初の通話を行うことにする」などと説明。

 

 そのうえで北朝鮮が「朝鮮半島の非核化の意志を明らかにし、北朝鮮に対する軍事的脅威が解消され、国家体制の安全が保証されれば、核を保有する理由がない」と表明したことも明らかにした。

 

 金委員長は「非核化問題の協議と米朝関係の正常化のため、米国と虚心坦懐に対話する用意がある」と述べて、対話が続く限り北朝鮮が新たな核実験と弾道ミサイルの発射実験を再開しないと約束したとしている。

 

 菅官房長官は7日午前中の会見で、「過去に行った北朝鮮との対話は非核化につながっておらず、その教訓を十分に踏まえて対応すべきだ」と述べて、北朝鮮が核ミサイル開発計画を放棄したことを具体的に裏付ける行動を示さない限り、日米両国は従来通り、最大限の圧力をかけ続ける姿勢に変わりはないと強調した。

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