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ツキノワグマ 巨体に似合わぬ行儀良さ 両手でお食事 上野はパンダだけじゃない!(動画)

 シャンシャン人気に押されがちだが、上野動物園ではツキノワグマだって人気者。近年、野生では人里に降りてくるクマの被害が問題になっているが、動物園では大きな爪を器用に使って、丁寧に果物を食べるようすが「お行儀が良い」と評判を集めている。

 

 冬眠明け前後の今の季節、野生ではほとんど人目につくことがないが、来月以降、タケノコ掘りや山菜採りで里山がにぎわうようになれば、クマに遭遇する機会も増えるもの。東京西部の奥多摩地区を別とすれば、都心でクマに出会える場所は動物園に限られるが、都会では真冬の寒さであっても自然には冬眠しないというからオドロキだ。

 

 シャンシャン親子がいるパンダ舎がある上野動物園の東園には、ツキノワグマやヒグマをはじめ、ホッキョクグマやマレーグマなどが暮らす「クマたちの丘」がある。

 

 クマたちは、それぞれ生息環境が異なるため、温帯・寒帯・熱帯ゾーンに分かれて展示されているが、上野のユニークな点は、熱帯のマレーグマにはカワウソ、寒帯のヒグマにはキツネ、温帯のツキノワグマにはアナグマというように、異なる種類同士を同居させることで、より野生に近い環境を実現しているところだ(活動時間が異なるので鉢合わせすることはない)。

 

 また、暖かな都心の気温では冬眠することがなかったものの、上野では2006年以降、東北地方の環境を模して室温を氷点下まで下げられるように設定した冬眠ブースで、それぞれのクマごとに冬眠にチャレンジする取り組みも行っており、この冬はツキノワグマのメス「ウタ」が昨年12月18日に冬眠入りに成功した。

 

 パンダより白い部分は少ないものの、同じクマ科に属するツキノワグマだけあって、時折見せる仕草は愛嬌たっぷり。動物園が6日に公開した動画では、巨体に似合わぬ細やかな手つきで丁寧に果物を食べるツキノワグマが意外だと2万4000回以上再生された。

 

 ふだんはもっぱら「パンダラボ化」している当サイトも、この丁寧な仕事ぶりには心をギュッとわしづかみされてしまった!

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