歴史

防災歳時記8月7日アルカイダは「記念日」を大切にする

 今から15年前、1998年の今日8月7日午前10時40分、アフリカ ケニアの首都ナイロビで、爆薬を満載したトラックが米国大使館に突入して自爆テロを敢行した。

 

 このテロによって、大使館員や民間人291人が犠牲となり、5000人以上が負傷した。

 

 9.11の3年前、米国にとっては悪夢のような出来事だった。

 

 「イスラム聖地解放軍」が犯行声明を出し、湾岸戦争以来サウジアラビアに駐留している米軍への撤収を求めた。

 

 「イスラム聖地解放軍」は過激なテロ組織「ジハード団」の別名に過ぎず、ジハード団とアルカイダのつながりが初めて米国などに注目された事件だった。

 テロ決行日は、今は亡きウサマ・ビン・ラディンが決定したが、8月7日は米軍がサウジに駐留を始めてからちょうど8年めの記念日だった。

 

「お前らの悪行をいやでも思い出させてやる」

 

 ビン・ラディンのメッセージは常に「懲罰」の匂いがつきまとう。

 

 当時のクリントン大統領は、スーダンにあるアルカイダの拠点とアフガニスタンのテロリスト養成キャンプを巡航ミサイル「トマホーク」でインド洋から撃破した。

 

 こうした一連の出来事が9.11事件の伏線としてつながっていく。

 

 そして今日8月7日は、ナイロビ大使館爆破テロ事件からちょうど15年目を迎える。

 

 米国務省と国際刑事警察機構(ICPO=インターポール)は、「15年めの記念日だから」として、テロ発生を警戒している。

 

 米国務省は、全世界の米国民に注意を呼びかけて、中東・北アフリカの米在外公館を一時的に閉館・業務停止としている。

 

 ビン・ラディン亡き現在、アルカイダのトップに立っているであろうかつてのNO2アイマン・ザワヒリは、米国に対する「記念日のプレゼント」を虎視眈々と用意しているのか。

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