火山

秋田駒ケ岳で低周波地震あいつぐ 2015年以来3年ぶり「活発化か?」

 秋田県と岩手県にまたがる秋田駒ケ岳では、今月6日以降、地下の火山ガスや熱水が関係していると考えられる低周波地震が相次いでいるとして気象庁が注意を呼びかけている。

 

 十和田八幡平国立公園の南端に位置する秋田駒ヶ岳は、山頂の北東から南西方向にふたつのカルデラが並び、北部カルデラには、標高1637メートルの最高峰・男女岳(おなめだけ)、南部カルデラには女岳(めだけ・標高1512メートル)、それらが接合する峰に位置するのが男岳(おだけ・標高1623メートル)だ。

 

 2015年4月6日以来、この3年間で低周波地震が観測されることはなかったが、先月16日に1回発生したのちは、今月6日から12日まで計6回と相次いでいる。

 

 低周波地震の振幅は小さく、震源はいずれもカルデラ付近だと推定されている。東北地方整備局が設置している監視カメラでは特段の変化はみられず、火山性微動や地殻変動も観測されていないものの、気象庁は「今後、火山活動が高まる可能性がある」として、噴火警戒レベルは「1」を維持したまま、注意を呼びかけている。

 

 気象庁によると、秋田駒ヶ岳では1970年9月〜1971年1月にかけてマグマ噴火が相次ぎ、溶岩流も発生。最近では2011年3月の東日本大震災発生以降、山頂付近から北側で地震活動が活発化しており、女岳では地熱による噴気の上昇が続いている。

 

■国内の火山の現状は、ハザードラボ「火山マップ」で随時更新されています。

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