原子力

浜岡原発防波壁 南海トラフ想定で22メートルにかさ上げ

​ 中部電力は20日、運転停止中の浜岡原発(静岡県御前崎市)の津波対策として建設を進めている高さ18メートルの防波壁を4メートル程度かさ上げし、高さ約22メートルとする方向で最終調整に入った。

20日午後の取締役会で決定し、正式に発表する。
これは内閣府の有識者検討会が8月、南海トラフ巨大地震で想定される浜岡原発付近の津波高を最大19メートルと公表し、建設中の防波壁を上回ったことを踏まえたもの。

 防波壁のかさ上げで原発敷地内への津波の浸水を軽減し安全性を高め、関係自治体の理解を得て再稼働につなげたい考え。

中部電は1400億円かけて津波対策工事を進めていたが、かさ上げにより工事費が膨らむのは避けられない模様。

 防波壁は鋼鉄製で総延長が1・6キロの予定。浜岡原発は福島第1原発事故を受け、昨年7月に防波壁の高さを当初予定の12メートル以上から18メートルに変更すると発表していた。


 浜岡原発は、福島第1原発事故後の11年5月、菅直人首相(当時)が中部電に運転停止を要請。運転していた3~5号機を停止した。1、2号機は09年1月に運転を終了し、廃炉に向けた手続き中。

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