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「スリッパがない!」X線検査で判明 犯人は大蛇だった!(閲覧注意動画)

 東南アジアなどに生息するニシキヘビは、巨大になると、人間やワニを丸飲みすることで知られるが、オーストラリア・クイーンズランド州で見つかったカーペット・パイソンは、餌と間違えたのか、単なる慌て者なのか、スリッパを飲み込んでしまった。よっぽど強烈な足の臭いが染み付いていたのだろうか?

 

 豪州北東部ブリスベン近郊の住民は今月21日の朝、前夜に眠るとき、ベッドサイドにきちんと並べて脱いだスリッパの片足が見当たらないことに気づいた。

 

 すぐに見つかるだろうと部屋のあちこちを探してもなかなか出てこない。諦めかけたところ、ガレージにうずくまっている一匹のカーペット・パイソンの腹の一部が異常な形に膨れ上がっている事に気づいた。

 

 カーペット・ニシキヘビは、オーストラリアやインドネシアに生息するニシキヘビの仲間で、絨毯のような模様をしていることからこの名前がついた。最大3メートル近くまで成長し、ネズミや爬虫類などの小動物を食べる。オーストラリアの農場ではかつてわざわざ捕まえたり、購入したヘビに害獣を駆除してもらうために飼っていた時代もあるという、比較的一般的なニシキヘビだ。

 

 

 住民はヘビ駆除業者のチームにヘビの捕獲を依頼した。爬虫類専門の獣医師にヘビを連れて行ったところ、レントゲン検査ではっきりとスリッパの底が写っているのが確認された。

 

 動物病院のジャッシュ・リナス医師は「スリッパは消化できないので、このままだと胃潰瘍や感染症を引き起こすかもしれない」と診断して、急きょ、スリッパの救出ならぬヘビの外科手術に取り掛かった。ヘビのウロコを傷つけないよう、メスで腹をジグザグに20センチほど切り開いて胃を引っ張り出し、スリッパを抜き出すことに成功した。

 

 

 

 手術は1時間ほどで終了し、抗生物質や鎮痛剤を投与したヘビは、まもなく目を開いた。術後の経過は順調で、数日もすれば野生に戻すことができるという。リナス医師は「おそらくスリッパを野ネズミとか野ウサギと見間違えたんでしょうね。電球とかバーベキューで使うトングなどを飲み込むケースが多いです」と話す。この種の手術には慣れっこだそうな。

 

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