火山

青森県の八甲田山で火山性地震が増加 地獄沼や大岳に変化なし

 青森市の南部にそびえる八甲田山では10日から11日にかけて火山性地震が急増していると気象庁が発表した。

 

 気象庁によると、八甲田山では10日午前2時〜同4時にかけて、大岳(おおだけ)山頂の南4キロ付近を震源とする火山性地震が相次ぎ、この日の発生回数は22回にのぼった。

 

 また、けさ8時前後にもこの場所を震源とする火山性地震が3回、9時台には大岳山頂から北西5キロ地点で4回発生した。

 

 地下のマグマや水蒸気の動きを示す火山性微動や低周波地震は観測されておらず、地殻変動には特段の変化はないという。

 

 奥羽山脈の北端である八甲田山は、青森県のほぼ中央にそびえ、約20キロ南には十和田湖が位置する。八甲田山と名前がついた単独峰はなく、少なくとも17以上の火山や溶岩ドームで構成される火山群だ。

 

 このうち最高峰が標高1585メートルの大岳で、過去6000年間には少なくとも8回の噴火活動があったと推測される。このうち最新の3回は大岳南西斜面の地獄沼で、13〜14世紀に1回、15〜17世紀に2回の水蒸気噴火が発生している。

 

 監視カメラの観測では、地獄沼や大岳周辺に特段の変化は確認されておらず、気象庁は「八甲田周辺では今までも同じところで一時的な地震の増加が観測されている」として、「火山活動の活発化は認められない」と分析している。

 

■国内の火山の現状は、ハザードラボ「火山マップ」でも随時更新しています。

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