環境

氷面積 北極は史上最小 南極は史上最大 2012気候年次報告

 全米気象学会(AMS)は6日、2012年の全世界的な気候について、温暖化により北極海の氷面積は観測史上最小になる一方で、南極大陸の海氷面積は観測史上最大になった、などとした2012年度の気候年次報告を発表した。

 

 同報告によると2012年は全世界的に史上8番めか9番めにあたる気温の高い年で、米国とアルゼンチンでは、「観測史上最も暑い年」になったとしている。

 

 また北極については、低緯度地域の2倍の割合で温暖化が進んでおり、昨年9月16日に観測された330万平方キロメートルという北極海の海氷面積は、人工衛星で氷面積を観測するようになって以来34年間で最小となり、またグリーンランドでは氷床の97%に溶融現象が見られたとしている。

 

 その一方で南極では、昨年9月26日に1877万平方キロメートルと観測史上最大の氷面積を観測している。

 

 こうした気候変動について、米海洋大気局(NOAA)のキャサリン・サリバン博士は、「2012年は北極の気候条件が空前の変化を遂げた年。またグリーンランドの氷床における溶融現象は、1981年から2010年までの4倍の規模に達している」などとしている。

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