宇宙

「第二の地球」を探す衛星「TESS」打ち上げは18日に延期 NASA

 米航空宇宙局(NASA)は、予定していた太陽系外惑星探査衛星「TESS」の打ち上げを、米国時間18日に延長すると発表した。

 

 「TESS」は、太陽系外の恒星に生命が存在する惑星があるかどうかを調べるために開発された探査衛星だ。当初の計画では、日本時間17日朝の打ち上げを予定していたが、気象条件などの影響で、18日に延期することを決定。時間はまだ未定だが、あす米東部フロリダ州のケープ・カナベラル空軍基地から、スペースX社のファルコン9ロケットで打ち上げられる予定だ。

 

 TESSのミッションは、全天を26分割し、比較的明るい恒星約20万個を観測。自ら光を放つ恒星を1カ月近く観測し、光が一定の周期で明滅していれば、まわりを周回する惑星の存在を検知するというやり方だ。

 

 これは、ディスカバリー計画の一環としてNASAが2009年に打ち上げたケプラー宇宙望遠鏡と同じ技術。ケプラーには、225万画素のCCDイメージセンサーが42基搭載されており、惑星が恒星の前を通り過ぎるときに生じるごくわずかな明るさの変化をとらえることで、3年半で2300個以上の惑星候補を発見した。

 

 NASAによると、このうち1284個が惑星だと確定しており、生命活動の維持に適した岩石惑星は10個程度あると判明しているが、地球から非常に遠すぎるため、探査は難しい。一方、TESSは、ケプラーに比べて太陽系にずっと近く、さらに広い範囲を観測する計画だ。

 

 このプロジェクトには、地上の宇宙望遠鏡と連携し、TESSがとらえた惑星を地上から追跡観測する役割を果たす。日本からは東京大学大学院の成田憲保助教のチームが参加する名乗りを上げている。

 

 太陽系外惑星には、木星のようなガス巨星や、まったく新しい未知の天体などがあると考えられているが、そのなかでも注目されているのが、地球と同じように液体が存在し、生命が存在する可能性がある岩石惑星「スーパーアース」だ。

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