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オシッコ中のにらみ合い!?ジャガー対カワウソ 勝ったのはどっち!?(動画)

 王道の猫カフェやうさぎカフェはもちろん、最近ではフクロウや小鳥と触れ合える動物カフェまで登場し、日本人はもちろん、海外からの旅行客にも人気を集めているが、なかでも一風変わっているのがコツメカワウソに出会えるカフェや水族館だ。一方、南米ブラジルでは、カワウソが熱帯雨林の王者、ジャガーを追い払う一幕があった。

 

 この動画を撮影したのは、ネコ科の野生動物の生態調査をしている国際組織パンテラのフェルナンド・トルタートさんらのチーム。先月3日、世界最大の湿地帯ブラジルのパンタナールの川岸で調査中、顔見知りのジャガーの姉妹を発見。

 

 

 

 「メドローサ(Medrosa)」と「ジャジュー(Jaju)」と名付けたジャガーの姉妹は、推定年齢2〜3歳。母親パトリシア(Patricia)の代からよく知っている親子で、パトリシアは小型ワニ(カイマン)を仕留める名ハンターとして知られているが、この姉妹が獲物を捕まえる場面は見たことが無かった。

 

 2匹の若いジャガーの視線の先には、体長1メートル前後のオオカワウソが上半身を倒木の上に預けて、下半身は水に浸かった状態でオシッコの最中だった。

 

 南米各地に生息するオオカワウソは、ジャガーより一回り小さく、オス・メスのつがいと子供の家族で巣穴を作って住んでいる。フェルナンドさんによると、オオカワウソは巣の近くで排泄する傾向があることから、ジャガーは油断していたカワウソを狙っているのだと察知し、成り行きを見守っていた。

 

 ところが、自分を狙う敵の姿に気づいたオオカワウソは、何度か頭をブンブン振ったかと思うと突如としてザブンと川に飛び込み、静かに姿を消した。諦め切れないジャガーがしばらく岸辺で出てくるのを待っていたところ、突然足元の倒木の間から大勢のカワウソの頭が飛び出して、威嚇の声を上げながらバシャバシャと水面を荒らしてジャガーに突進。その殺気だった勢いに気圧されたジャガーは、クルリと身を翻してその場を逃げ出した。

 

 オオカワウソはふだん、ナマズやピラニアなどの魚類をエサにしているが、ときに集団で小型のワニを襲うこともあり、その獰猛さからポルトガル語では「水辺のジャガー」、スペイン語では「川のオオカミ」などの異名で恐れられている。水陸のジャガー対決は、本物のジャガーの負けに終わった。

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