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「世界で一番みにくい魚」深海で見たら「可愛かった!」(動画)

   世界で最も醜い生き物をご存知だろうか?英国の「醜い動物保存協会(Ugly Animal Preservation Society)」というナゾの組織が2013年に開催した「世界で最も醜い生き物コンテスト」で栄えある(?)1位に輝いた「ブロブフィッシュ」がその答えだ。

 

 この不名誉極まりない称号を冠する「ブロブフィッシュ」は、オーストラリアやニュージーランド沖の水深600〜2800メートルの深海にすむカジカの仲間で、人面魚のような姿から、日本語では「入道カジカ」と呼ばれている。

 

 筋肉がまったくない代わりに、ゼラチン質のブヨブヨした体は、浮袋なしでも浮くことができるが、陸揚げすると気圧の変化で、ユルユルのドロドロになり、まさに醜悪の極みだが、カニなどの甲殻類をエサとしていることから食べてみると「意外と美味い」と海外では高評価だという。

 

 

 海洋学者ロバート・バラード博士が率いる探査船ノーチラス号のチームは、米カリフォルニア州南方沖の深海で、産んだばかりの大量の卵を見守るブロブフィッシュに遭遇。太陽光が届かない深海で、ひときわ鮮やかなピンク色の卵にも驚いたが、そのかたわらで卵の孵化を待つブロブフィッシュにも心を動かされたという。

 

 周辺には卵を狙うタコなどが集まってきているが、それらの存在にも動じず、ただひたすら我が子を見守り続けるブロブフィッシュには、調査チームも「健気な姿をいつまでも見ていたかった!」「陸揚げされた姿しか見たことがなかったから、本当はカワイイ生き物なんだと見方が変わったよ!」とすっかりファンになったようだ。

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