歴史

ツタンカーメンの墓「隠し部屋は無かった!」エジプト考古省が結論

 古代エジプトのツタンカーメン王の墓にあると期待されていた未発見の部屋について、エジプト考古省は7日、伊トリノ工科大学などが行った調査結果を発表し、「石室の裏に、隠し部屋は存在しなかった」と結論付けた。

 

 この問題は、ピラミッドの内部構造を解明するために日本やフランスなど4カ国の研究機関が参加しているプロジェクトチームが2015年、ツタンカーメン王の墓の北側の壁の裏に空洞を発見。

 

 英国人考古学者ニコラス・リーブス氏が、義母で「絶世の美女」と称されるネフェルティティ王妃が埋葬されている墓の可能性が高いという学説を発表したことで、国際的な注目が高まった。

 

 エジプト考古省は7日、トリノ工科大学のフランチェスコ・ポルチェリ博士らの科学技術チームと民間の調査機関三社がそれぞれ実施した地中レーダー(GPR)探査を解析した結果、隠し部屋は見つからなかったと発表した。

 

 この調査では、名古屋大学の調査チームが宇宙から降り注ぐ宇宙線が大気と衝突する際に生じる「ミューオン(ミュー粒子)」を利用した測定技術で空洞の可能性を突きとめたことでも注目を集めた。

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