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「朝食ドロボー!」招かれざるクマ 台所で盗みを働く現場に遭遇 米国(動画)

  米カリフォルニア州で今月3日、湖畔を見下ろす民家に住む住民が、キッチンから妙な物音が聞こえることに気づいた。急行した保安官が目にしたのは、人間に気づいても一心不乱にパンと果物にむしゃぶりつく1頭のクマだった。

 

 カリフォルニアと聞くと、我々日本人にとっては年間を通じて気候が穏やかな場所というイメージだが、今回の舞台はさにあらず。サンフランシスコから北東へ250キロ、ネバダ州との境界に位置するタホー湖の北側、ノース・レイク・タホだ。

 

 周囲を山々に囲まれた自然豊かなリゾート地で今月3日、冬眠から目覚めたばかりのクマが民家に侵入し、キッチンカウンターの上によじ登って、これから家主が食べるはずの朝食を漁る事件があった。

 

 家の住民から通報を受けたプレイサー郡の副保安官が駆けつけたところ、クマはそれほど抵抗することなく、おとなしくお縄を頂戴し、無事に山のなかに放たれた。キッチンの中も何も壊されることも、傷つくこともなく、被害は朝食用の果物とパンがキレイさっぱり無くなっていただけだったという。

 

 

 地元野生生物局のジャック・ロブ副所長によれば、クマのなかには年間で最長8カ月間冬眠するものもおり、その間、心拍数は1分あたり8回に低下する。この長い眠りから覚めたばかりのクマは食糧を探し求めて、人里に降りてくることも珍しくなく、タホー湖周辺でも、ゴミ箱が漁られたり、ガレージがこじ開けられたりする被害が続発しているという。

 

 日本でも今の季節は北海道や東北地方など各地でヒグマやツキノワグマの出没が相次ぐ。環境省の報告によると、昨年度(2017年4月〜2018年2月までの暫定値)は全国で目撃された1万2742件の出没件数のうち、3893頭が捕獲されている。人的被害を見ると107人が負傷し、死者も2人報告されている。

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