気象

西日本に大雨もたらした線状降水帯「雨雲かなり低い」科技研がレーダー解析(動画)

 西日本を中心に過去に類がないほどの集中豪雨をもたらした「線状降水帯」について、防災科学技術研究所のグループが解析した結果、雨雲の高さは、2017年の九州北部豪雨などの例と比べれば半分以下の7キロ程度と非常に低かったことが明らかになった。

 

 線状降水帯とは、複数の積乱雲が風上で連続して発生することで、風下では激しい雨が帯状に降り続ける現象で、積乱雲が林立するビルのように並んで見えることから「バックビルディング」とも呼ばれる。

 

 近年では2014年8月に広島市や昨年7月の九州北部豪雨の際にも、バックビルディングによる線状降水帯が観測されていたが、それらはいずれも、積乱雲が高度15キロ上空に達していたことが報告されている。

 

 西日本に集中豪雨をもたらした雨雲について気象レーダーを解析した防災科学技術研究所によると、今月6日に広島上空で発達した雨雲は、これまでに比べて非常に背が低く、その高度は約7キロ程度にとどまっていたという。

 

 

 さらに広島県上空では、西から吹いてくる風と、瀬戸内側から吹いてくる南風が激しくぶつかり合って、強い上昇気流が発生し、線状降水帯を長時間にわたって形成し続けていた可能性があるという。このため、広島県では6日午後6時以降、毎時100ミリを超える激しい雨が降り続け、局地的な集中豪雨をもたらしたと考えられるという。

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