FUKUSHIMA

地下水の本格くみ上げ開始 福島第一原発

   福島第一原発の汚染地下水が海に流出している問題で、東京電力は15日、真空ポンプを使った本格的な地下水のくみ上げを開始した。


   流出を防ぐため、東電は薬剤を注入して地盤を固めた「土の壁」を1、2号機タービン建屋の海側に設置したが、せき止められた地下水の水位が上がり、この壁を乗り越えていることが判明。急きょ深さ約2.5メートルの集水ピットを掘って、地下水をくみ上げていた。


   今回、新たに設置したのは、「ウェルポイント」と呼ばれる設備で、海から約22メートルの護岸に、長さ約5メートルの管を打ち込み、真空ポンプで強制的に地下水をくみ上げる。


   完成した一部の管で15日からくみ上げを始め、最終的には18日までに28本を設置。完了すれば、1日に最大70トンをくみ上げることができ、くみ上げた地下水はトレンチ(配管トンネル)を経て、タンクで保管する。


   ただ、政府の試算では1日約300トンの汚染水が海に流出しており、地下水のくみ上げにどれほど効果があるかは未知数という。

 

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