環境

温暖化で害虫・病原菌が毎年3キロづつ勢力拡大

 地球温暖化の影響で、1960年からの約50年間に、農作物の収穫に影響を与える害虫や病原体が、緯度の低い(暖かい)地域から緯度の高い(寒い)地域に毎年約3キロのスピードで蔓延し続けているとの論文が1日付けの科学誌ネイチャー(気候変動)オンライン版に掲載された。

 

 この論文は、英国エクセター大学生物科学部の研究者らにより執筆されたもので、同論文によれば、数100種類の病原体と害虫を調査した結果、1960年以降、農作物の収穫に影響を与える真菌、細菌、ウイルス、昆虫などの出現する地域は、地球温暖化の影響で、毎年高緯度地方に向かって増えつつあるとのこと。

 

 その速度は、低緯度地域から極地(北極と南極)に向かって、毎年2.7キロメートル±800メートルで、気候変動により、これまでこうした病原体や害虫が生息するのに適さなかった地域に病原体や害虫が拡大し、農作物の収穫に影響を与える危険性が指摘されている。

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