気象

2012年 世界の12異常気象 半数が人工的原因

 アメリカ気象学会(AMS)は5日、2011-2012年に世界で発生した12の異常気象のうち、その半数に何らかのカタチで人間が影響を与えていたとするレポートを発表した。

 

 今回の研究は世界の18チームによって進められたもので、アメリカ海洋大気庁(NOAA)の研究チームなども参加。以下の12項目についての研究成果が発表された。

 

熱波(米国)
ハリケーン・サンディ(米国)
干ばつ(米国・イベリア半島・ケニアとソマリア)
海氷の減少(北極)
寒波(欧州)
大雨(英国、中国、日本、オーストラリア、ニュージーランド)

 

 これらの異常気象のうち、人間が何らかのカタチで影響を与えたとするものは、アメリカの干ばつ、熱波、ハリケーン・サンディ、北極の海氷の減少、オーストラリアとニュージーランドの大雨。

 

 たとえば北極の海氷が減少しているのは、海水から固まったばかりのまだ薄い氷が、温かい海水によって溶かされたのが原因であり、これは自然の変動だけでは説明できず人為的な影響があったとしている。

 

 また、2012年10月に米国を襲い、602億ドルもの復興支出を計上したハリケーン・サンディは、米国上陸のタイミングが大規模な高潮と海の満潮と一致したことによる浸水が記録的被害の原因だったが、人為的な影響によって海面が上昇したことも被害の一因としており、今後はもっと小さなハリケーンでも浸水被害が生じるとしている。

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