気象

日本海沿岸で異常潮位 秋にかけ浸水に注意

 気象庁は10日、8月の日本近海の平均海面水温は、気象衛星での観測が始まった1985年以降で最も高くなり、それにより日本海沿岸の各地で、平常より潮位が約15センチ高くなる「異常潮位」が発生したと発表した。

 

 同発表によると、この夏は日本列島近海が広く高気圧に覆われ、日射量が平年より多かったことなどにより、日本近海の8月の海面水温平均値は、四国・東海沖で平年比プラス1.2℃の29.2℃、東シナ海北部で同プラス1.5℃の29.0℃と観測史上最高記録となった。

 

 この結果、深さ300メートルまでの水温も上昇したため、熱による膨張で、山陰から北陸地方の日本海沿岸では8月中旬以降、潮位が平常に比べて約15センチ高い状態が続く「異常潮位」が発生している。

 

 特に富山県・富山、京都府・舞鶴、鳥取県・境(境港市)、島根県・西郷(隠岐郡)、島根県・浜田では8月の月平均潮位が観測史上最高記録となっている。

 

 気象庁では、秋にかけては年間で最も潮位が高い時期にあたるとして、海岸や河口付近の低地では浸水・冠水などに注意を呼びかけている。

 

 

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