外交

韓国の水産物禁輸 撤回求めるもWTO提訴はせず

 韓国が東京電力福島第一原発の汚染水問題を理由に福島県など8県からの水産物の輸入を全面的に禁止していることについて、菅義偉官房長官は17日午前の記者会見で、水産庁幹部が協議のため訪韓したが、韓国側はただちに規制措置を撤廃するとの立場は示さなかったと現状を説明した。

 

 この問題については16日に水産庁の幹部が韓国の食品医薬品安全庁を訪れ、日本の安全管理対策や汚染水対策などについて改めて説明を行なっているが、菅官房長官は、「韓国側はわが国の説明や提供資料の内容を精査するとして、ただちに規制措置を撤廃するとの立場は示さなかった」との報告を受けたことを明らかにした。

 

 また、政府部内で韓国の禁輸措置に対して、世界貿易機関(WTO)への提訴を検討していると報道されている件については、「現時点においてWTO提訴などの方針を決定した事実はない」と否定、さらに「韓国にも情報を全部提供しているから、科学的根拠に基づいて決定してほしいと強く語りかけていく」との姿勢を示している。

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