歴史

防災歳時記9月19日長周期地震動は300キロ先のビルを倒壊させる

 今から28年前、1985年の今日9月19日、メキシコでM8.0の巨大地震が発生した。

 

 日本と同じようにメキシコの太平洋側は海洋プレートが大陸プレートに沈み込んでいる。

 

 メキシコ地震の震源地は同国南西部のミチョアカン州沖だったが、最も被害が大きかったのは震源地付近ではなく、約350キロも離れた首都メキシコシティーだった。

 

 地震による死者は約1万人。

 

 被害を大きくした原因は、「長周期地震動」。

 

 東日本大震災の時に、東京の高層ビルで、その恐怖を体験した方も多いだろう。

 

 長周期地震動は、一般に軟弱な地盤の場所で増幅されるが、メキシコシティーは元々、湖を埋め立てて作られた都市、かつての湖底の形状が地震波と共振を起こし、病院など多くのビルが倒壊した。

 

 長周期地震動は、堆積盆地と呼ばれる、くぼんだ岩盤の上に厚い堆積層が積み重なっている地形で増幅されやすいと言われている。

 

 例えば国内で言えば、東京や京都や大阪など。

 

 東京・大阪間は直線距離で約400キロ。

 

 関東か関西どっちかにM8クラスの地震が起きれば、東京、京都、大阪は「一蓮托生」と言うことか…。

 

 気象庁は18日、2年後をめどに「長周期地震動」の予測を出せるよう、予測技術の検討をスタートさせた。

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