地震

東京・町丁目ごとの地震危険度 最も高いのは荒川区など下町一帯

   東京都は、地震が発生した際の火災や建物倒壊といった危険度を町丁目ごとに5段階でランク分けした「地震に関する地域危険度測定調査」の結果を公表した。総合的な危険度が最も高い「ランク5」は、荒川や隅田川沿いの下町一帯に分布している。


   同調査は1975年から約5年ごとに実施しており、今回で7回目。東日本大震災を受けて液状化の影響を見直し、都内5133の町丁目ごとに、同じ規模の地震が起きたと想定して危険度をランク1〜5で評価した。


   出火や延焼の「火災危険度」が高いのは、木造住宅が密集している地域で、23区内のJR中央線沿線や、環状7号線沿いにドーナツ状に分布。揺れによる建物の壊れやすさを評価する「建物倒壊危険度」は、土地が低く、古い木造や軽量鉄骨造の建物が密集している荒川・隅田川沿いで高い。


   この結果、「総合危険度」の「ランク5」は足立区関原2〜3丁目、荒川区荒川2〜3、6丁目など84地域に。川沿いの下町の他、品川区南西部や大田区の一部も高くなっている。トップは荒川区町屋4丁目だった。


   また、今回から新たに、幅員など道路の整備状況から消火や救助活動の困難さを加味した「災害時活動困難度を考慮した総合危険度」も測定。台東区や墨田区南部などでは危険度は下がった一方、中野区や杉並区東部などでは上がったという。


   町丁目ごとの危険度は都市整備局のWebサイトで確認できる他、調査報告をまとめたパンフレット「あなたのまちの地域危険度」は都民情報ルームで閲覧できる。今後は有償で販売し、都立図書館などでも公開していく予定。

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