宇宙

「こうのとり」の国産技術使った米補給機 打ち上げ成功 NASA

 国際宇宙ステーション(ISS)に食料・物資などを届ける米オービタルサイエンス社製のシグナス補給機を搭載したアンタレスロケットが、日本時間の18日午後11時58分に、米バージニア州の航空宇宙局(NASA)ワロップス飛行施設から打ち上げられた。

 

 ISSへの補給機と言えば、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の補給機「こうのとり」4号機が先月10日に補給ミッションを成功させているが、この「補給機」の技術は日本が世界でトップクラス。

 

 「こうのとり」に盛り込まれた国産技術の最たるものは、そのドッキング方法。

 

 「こうのとり」はISSに直接ドッキングせず、10メートル手前まで接近して、ISSの宇宙飛行士によるロボットアームで引き寄せられる。

 

 このドッキング方式を実現するための無線通信システム「近傍接近システム(PROX)」をオービタルサイエンス社は三菱電機からライセンス購入しており、ドッキング本番の運用もJAXAの筑波宇宙センターに任されている。

 

 今回のシグナス補給機のミッションでは、ISSにドッキングして食料・衣料など589キロの物資を供給する。

 

 世界各国が「宇宙・人工衛星ビジネス市場」へ競争参入する中、これまで米国に頼り切りだった宇宙機器分野にあって、「こうのとり」や「イプシロンロケット」は、世界市場で強い競争力を持ちうる「国産宇宙技術」の切り札と注目されている。

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