外交

自民TPP重要5品目関税撤廃発言を懸命に火消し 官房長官

 自民党の西川公也TPP対策委員長が6日、記者団に対し、日本が環太平洋経済連携協定(TPP)交渉で「聖域」として守りたいコメなどの重要5品目についての関税撤廃を再検討する考えを明らかにした問題について、菅義偉官房長官は7日午前の記者会見で、重要5品目は守るとの政府方針に変わりないことを強調した。

 

 同会見で菅官房長官は、西川氏から直接発言の真意を聞いたとして、「どうすれば(重要5品目など)農業守りきれるのか検証しなければならない。ただ(関税を)抜くことが前提じゃない。日本の農業は守る」と同氏の発言の概要を説明した上で、「政府としては自民党と連携しながら(TPP交渉を)行なっていくということはまったく変わりない」と述べ、重要5品目については守り抜くとした従来の政府方針に変わりないことを強調。

 

 さらに「TPP交渉に参加する前提として、『すべての聖域が(関税撤廃の)前提であれば参加しない』とずっと言ってきている。農産物はわが国にとって重要品目だということを日米関係で合意できたから、その前提に立って交渉に臨む」と交渉参加の経緯にまで言及して、コメなどの重要品目で日本側が妥協する方針との報道の「火消し役」に回っている。

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