火山

阿蘇山噴火の可能性 9月の火山活動 気象庁

 気象庁は9日、阿蘇山(熊本県)で噴火の可能性があるなどとした、9月の全国月間火山概況を発表した。

 

 同概況によると、阿蘇山は9月23日から火山性地震が急増し、25日の現地調査でも二酸化硫黄の放出量が1日あたり1900トンと多い状態で、中岳第一火口から約1キロの範囲に大きな噴石を飛散させる噴火の可能性があることから25日に、噴火警戒レベルを1(平常)から2(火口周辺規制)に引き上げた。

 

 火山性地震は9月29日以降減少傾向とはなっているものの、通常よりは多い状態が継続しており、二酸化硫黄の放出量も1日あたり2000トンと多い状態で、引き続き噴火に対する警戒が必要。

 

 また9月4日に爆発的噴火を起こした桜島(鹿児島県)は火山性地震の月回数は少ない状態で経過しているものの、GPSの観測では今年3月ごろから桜島島内の膨張傾向が見られるとともに、一部で姶良(あいら)カルデラ(鹿児島湾と桜島を囲む巨大カルデラ)の膨張を示す傾向が続いている。

 

 このほか、太平洋沖・南硫黄島近海の海底火山「福岡徳ノ場(ふくおかとくのば)」で9月27日に海上自衛隊が半径450メートルの範囲で海面が緑色に変色し白い泡を噴出していることを確認している。

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