FUKUSHIMA

福島第一 港湾内海水のセシウム濃度が1日で13倍に急増

 東京電力は10日、福島第一原発の港湾内で9日に測定した海水の放射性セシウム濃度が、前日の約13倍に急増していると発表した。

 

 測定した場所は、2号機の取水口前で、外洋と港湾内を仕切っているシルトフェンスの内側と外側で海水を採取している。

 

 東電によると8日にシルトフェンス内側で採取した海水の放射性セシウム濃度はセシウム134が1リットルあたり26ベクレル、セシウム137が同64ベクレルだったのに対し、翌9日に採取した際にはセシウム134が同370ベクレル、セシウム137が830ベクレルと合計で前日の約13倍の1リットルあたり1200ベクレルに急増していた。

 

 また安倍政権が「汚染水は完全にコントロールされている」とする根拠のシルトフェンスの外側でも、8日に採取した海水の放射性セシウム濃度が1リットルあたり106ベクレルだったのに対し、9日採取分は2倍超の同227ベクレルとなっている。

 

 東電では、2号機取水口付近では、汚染された地下水の海洋流出を防ぐために水ガラスを土壌に注入する地盤改良工事を行なっており、その影響により汚染された土壌の一部が港湾内に流出したものと見ている。

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