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地下の金鉱床を発見する手がかりは「ユーカリの木」

 これまで「ユーカリ属の木の周辺の土壌から金が見つかる」といったケースが散見されているが、その因果関係は分からないままだった。

 

 しかし、X線画像化の手法を用いてユーカリの葉、小枝、樹皮の中に、自然に発生した金粒子が含まれていることを発見したとの豪連邦科学産業研究機構(CSIRO)の研究グループによる論文が、23日付けの英科学誌「ネイチャーコミュニケーションズ」に発表された。

 

 この研究結果は、乾燥した条件下で、ユーカリの木が水分を探すうちに地下の金鉱床を掘り当て、水とともに金の粒子も吸い上げていることを意味している。

 

 実際に今回の調査で、金粒子が葉などに含まれるユーカリの木の地下35メートルには金鉱床が存在した。

 

 つまり逆に言えば、実際に地面を掘ってみなくても、金粒子を含むユーカリの木を探すことで、金鉱床を発見する手がかりになるということ。

 

 同論文では、過去10年間で金が発見される量は以前の半分近くまで減少しており、今回の発見が鉱物探査の新技術開発に役立つ可能性があるとしている。

 

 

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