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就活生2割が「死にたい」 不採用通知や学歴差別に不満も

   就職活動をしている学生の2割が「本気で死にたい」と感じていることが、自殺問題に取り組むNPO法人「ライフリンク」による学生の意識調査でわかった。


   20代の自殺者数がここ10年増加傾向にあり、「就活失敗」を苦にした自殺も昨年は149件と、警察庁が自殺の原因を公表し始めた2004年(60人)と比べて2.5倍に増えていることから、学生の声を汲み取ろうと、調査を実施した。


   今年7月、都内の大学生や院生ら122人に聞き取りや郵送で就職活動について質問。この結果、活動中に「本気で死にたい・消えたい」と考えた人は全体の21%にあたる26人に上った。まだ就職先の決まっていない学生に限れば、32.6%まで増えるという。


   就職活動に不満を抱える人は7割を超え、「今後のご活躍をお祈り申し上げます」などの文面を添えて不採用通知を送る「お祈りメール」や、公平な採用をうたう水面下で学歴によって選考過程の差があることなど、企業の対応に不信感を募らせている。


   ライフリンクは、社員と語る会やリクルーターによる接触などで、採用活動を4月以降と定めた経団連の倫理憲章が形骸化していると指摘。企業に憲章の遵守を求めた上で、大学などで学生が相談しやすい体制を作り、小中学校や高校の早い段階から「働くこと」について考える機会を設けるよう提言している。

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