宇宙

九尾の狐ならぬ「六尾の小惑星」を発見 NASA

 長く生きた狐は、9本の尾を持つ妖怪「九尾の狐」に変化すると言われるが、太陽系の小惑星帯で初めて見つかった「六尾の小惑星」も、もしかしたら「年老いた小惑星」の姿なのかもしれない。

 

 この小惑星「P/2013 P5」は8月27日に、小惑星や彗星などの発見を目指すパンスターズ望遠鏡(ハワイ・マウイ島)により発見された。

 

 そしてこの小惑星の姿を9月10日に米航空宇宙局(NASA)のハッブル宇宙望遠鏡が捉えたが、驚いたことに、この小惑星は彗星のような『尾』を6本も持っていた。

 

 しかも13日後の9月23日に捉えた映像では、まるで「芝生に設置されたスプリンクラー」のように回転していたのだ。

 

 この小惑星の不思議な動きの原因について、研究チームは 太陽風(太陽からの放射線)の圧力により、小惑星のちりが吹き出されているのではないかと想像している。

 

 そしてこの太陽風による小惑星の回転は次第に速くなっており、最後は小惑星自身の重力が耐えきれなくなり、小惑星は粉々に崩壊する過程をたどると見ている。

 

 この小惑星は、2億年ほど昔に、もっと大きい小惑星が衝突により小さく砕けたことによってできたもので、幅2.2キロほど。

 

 「六尾の小惑星」は、このサイズの小惑星における、「年老いた小惑星の死にゆく姿」の典型なのではないかとも見られている。 

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