宇宙

若田さんISSからアイソン彗星撮影「息を飲む素晴らしさ」

   国際宇宙ステーション(ISS)に長期滞在中の若田光一さんが、「アイソン彗星」を宇宙から超高感度カメラで撮影することに世界で初めて成功した。


   撮影に使ったのは、現行のフルハイビジョンの4倍の画素数を擁する次世代の高画質映像技術「4K」に対応したカメラ。NHKと宇宙航空研究開発機構(JAXA)が共同で開発し、8月に補給機「こうのとり」によってISSに届けられていた。


   若田さんは23日午後7時8分(日本時間)、カナダ・オンタリオ州の上空420キロでアイソン彗星を動画で撮影。光が屈折する「大気の揺らぎ」がない宇宙空間で、若田さんは「モニターに映し出された美しい光景に驚かされた」という。


   アイソン彗星は現在、太陽に近づきつつあり、最接近する29日前後は地上からの観測は難しいが、太陽に近づくことで長く立派な尾を持つ大彗星になると期待され、12月に入れば再び日の出前の東の空に現れる見込みだ。


   ISSから見る彗星の姿は、12月4日の「NHKスペシャル」(午後7時半〜)で若田さんが生中継する予定。


   若田さんは「ISSから宇宙を見ると、星々が3次元的に奥行きを持って広がって見え、宇宙の広大さを実感する。息を飲むほど素晴らしい光景を、ぜひ皆さんに届けたい」とコメントしている。

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