医療技術

09年にパンデミックの新型インフル 国内で重症患者発生

 インフルエンザの世界的大流行(パンデミック)といえば、2009年から2010年にかけての「インフルエンザA H1N1亜型ウイルス(A(H1)pdm09)」が記憶に新しく、日本国内でも900万人以上が感染したといわれている。

 

 この「A(H1)pdm09」ウイルスは、大流行後、国内ではほとんど検出されていなかったが、今年の11月に、北海道札幌市で、このウイルスによる重症患者がついに発生した。

 

 国立感染症研究所によると、この患者は39歳の女性で、ほぼ健康状態に問題はなかったが、11月上旬から37℃台の微熱とせきが続き、16日には38℃の発熱と呼吸困難のため入院。

 

 12月に入ってからは、痰からメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)が検出されたため、細菌性肺炎の治療も開始、現在(12月13日現在)は多臓器不全の状況となっている。

 

 この「A(H1)pdm09」ウイルスは、2009年のパンデミックの際にも、流行のごく初期に「重症患者」が発生しており、今回のケースは、大流行当初の状況をほうふつとさせている。

 

 また、世界的に見ると「A(H1)pdm09」ウイルスは、2011年ごろから検出される割合が増えており、今回の患者も旅行関連の企業に勤務していることから、同研究所では、このウイルスが海外から持ち込まれた可能性もあると見ている。

 

 

 ※インフルエンザの最新流行状況については、感染症マップからごらんになれます。

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