地震情報

震度1以上の揺れ2371回 地震総まとめ2013

 2011年3月11日の東日本大震災から数えること約2年9カ月。

 

 2013年もまた日本列島及びその周辺海域では数多の地震が発生しており、気象庁のデータによると震度1以上の揺れは2371回を観測した。

 

 2011年の1万510回、2012年の3134回から比べると、揺れの回数自体は激減しており、東日本大震災の余震収束を彷彿とさせるが、2010年の1310回や2009年の1624回から見れば頻度は高く、決して警戒を怠ることはできない。

 

 我が国では依然として首都直下型地震や南海トラフ地震も懸念されており、新年を迎えた今、あらためて2013年の地震を振り返ることによって、防災・減災意識の向上に役立てていきたい。

淡路島でM6.3の揺れ 1995年との関連性は?

 2013年の地震で忘れられないのが4月13日に発生したM6.3の「淡路島地震」であろう。

 

 同島を震源とするこの地震は、兵庫県淡路市で最大震度6弱を観測。大阪や徳島、香川で震度5弱、京都や奈良、和歌山、岡山でも震度4弱の揺れを引き起こし、全半壊・一部損壊含めて建物の被害は兵庫県だけで8000棟以上にのぼった。死者こそ出なかったものの負傷者は34人に達している。

 

 震源地が付近であったことから、一部では阪神淡路大震災(1995年)の余震と懸念する声もあがったが、すでに約20年が経過しており、地震のメカニズムが異なるとして、気象庁では否定的な見解を出している。

 

 なお、M6.0以上の強い揺れは2013年に15回起きているが、大きな実害が発生したのはこの地震のみであり、今後も同地域では警戒が必要であろう。

 

深夜の東北・福島沖でM7.1

 一方、2013年で最大の規模となったのは5月24日サハリン近海のM8.2であった。

 

 ただし、これは日本国内に大きな揺れをもたらすものではなく、それよりも切実な恐怖を感じさせたのは、次点となるM7.1の福島沖地震であった。

 

 10月26日の深夜2時に発生し、地震発生直後は気象庁でM6.8と発表するなど、ちょっとした混乱も。最大震度は4であったが、言うまでもなく福島では第一原発が廃炉に向けて作業中であり、この地では大きな揺れがあるたびに緊張感が走る。

 

 なお、東北沖で2013年に発生したM5.0以上の地震は下記の通り。

 

2013/1/8 16:51 岩手県沖 M5.4 最大震度3
2013/1/10 21:48 福島県沖 M5.0 最大震度4
2013/3/13 6:32 岩手県沖 M5.0 最大震度3
2013/3/31 16:46 宮城県沖 M5.3 最大震度4
2013/4/2 3:53 三陸沖 M6.1 最大震度3
2013/4/2 5:04 三陸沖 M5.2 最大震度2
2013/4/2 5:07 三陸沖 M5.0 最大震度1
2013/4/2 11:08 三陸沖 M5.6 最大震度3
2013/4/14 22:25 福島県沖 M5.2 最大震度4
2013/4/17 21:03 宮城県沖 M5.8 最大震度5弱
2013/5/18 14:47 福島県沖 M6.0 最大震度5強
2013/7/10 14:22 岩手県沿岸北部 M5.0 最大震度4
2013/7/16 7:45 岩手県沖 M5.3 最大震度4
2013/7/20 1:39 福島県沖 M5.3 最大震度3
2013/7/23 12:02 福島県浜通り M5.2 最大震度4
2013/8/9 11:59 三陸沖 M5.2 最大震度2
2013/9/20 2:25 福島県浜通り M5.8 最大震度5強
2013/10/22 10:18 福島県沖 M5.3 最大震度3
2013/10/26 2:10 福島県沖 M7.1 最大震度4
2013/10/26 6:27 福島県沖 M5.1 最大震度2
2013/10/28 3:13 福島県沖 M5.4 最大震度2
2013/11/1 0:01 宮城県沖 M5.0 最大震度3
2013/11/3 17:52 三陸沖 M5.0 最大震度2

 

 このほかにM4.9以下の地震も多数発生しており、今後も要警戒である。

 

12月に入り関東地方でも大きな揺れが続いている

 M5.0以上の揺れに関して言えば、最近の関東沖も軽視はできない状況となっている。

 

2013/1/22 4:46 茨城県沖 M5.2 最大震度4
2013/2/9 13:43 茨城県沖 M5.4 最大震度4
2013/2/19 21:27 千葉県東方沖 M5.8 最大震度3
2013/4/4 13:42 千葉県東方沖 M5.3 最大震度4
2013/4/6 5:00 茨城県沖 M5.2 最大震度3
2013/4/7 23:09 千葉県東方沖 M5.0 最大震度2
2013/4/29 22:01 茨城県沖 M5.7 最大震度3
2013/5/29 4:24 関東東方沖 M5.0 最大震度1
2013/7/20 15:06 茨城県沖 M5.6 最大震度3
2013/7/21 18:52 茨城県沖 M5.1 最大震度2
2013/11/3 14:25 茨城県南部 M5.0 最大震度4
2013/11/16 20:44 千葉県北西部 M5.4 最大震度4
2013/12/3 18:16 茨城県沖 M5.5 最大震度3
2013/12/14 13:06 千葉県東方沖 M5.5 最大震度4
2013/12/21 1:10 茨城県南部 M5.3 最大震度4
2013/12/21 10:34 千葉県東方沖 M5.4 最大震度4
2013/12/31 10:03 茨城県北部 M5.4 最大震度5弱

 

 特に12月に入ってから、千葉・茨城県沖で比較的規模の大きな揺れが集中しており、首都東京でも震度3を観測するケースが少なくない。

 

 大晦日にも茨城県北部で最大震度5弱という地震が発生。関東住民も油断は禁物であろう。

 

群発地震の震源付近で海面が変色した

 最後に、不思議なニュースを一つ。

 

 4月17日から18日にかけ、三宅島近海で30回以上も発生した群発地震の最中に、「海面がエメラルドグリーンに変色した」という現象である。

 

◆2013/4/18掲載 三宅島で海面変色 地震との関連不明

 三宅島の東約7kmの海域で海面が約100mにわたり変色。警視庁の航空隊がヘリコプターで確認したというものである。

 

 その後、大きな自然災害が発生するような事態には至らなかったが、いずれにせよ不気味であることに違いはない。

 

 日本は地震大国。2014年に大地震が発生しないことを願うその一方、来るべき揺れに備えて、防災・減災対策を忘れないでいたい。

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