歴史

防災歳時記1月17日 阪神淡路大震災 19年という歳月

 今から19年前、1995年(平成7年)の今日1月17日、午前5時46分、阪神淡路大震災が発生した。

 

 死者6434人、行方不明者3人、負傷者4万3792人、全壊家屋10万4906棟、経済的損失約10兆円

 

 死者のうち9割超が家屋や家具の下敷きになって、震災からわずかな時間の間に命を奪われた。

 

 

 あれから今日で19年の歳月が流れた。

 

 当時、知事からの要請が遅れ、それを待った結果、自衛隊の災害派遣も遅れをとった。

 

 この教訓から、その後、知事の要請を待たずとも災害派遣が行なえる「自主派遣」や、市区町村長の要請で派遣が可能なように法改正が行なわれた。

 

 ほとんどの犠牲者が家屋や家具の下敷きになって命を落としたことから、その後、震災翌年の1996年(平成8年)、2000年(平成12年)、2006年(平成18年)と3回にわたって建築基準法も改正されている。

 

 あれから19年という歳月は、行政としての災害への備えを進歩させた。

 

 しかし一方で、その月日は震災の記憶を人々の心から風化もさせている。

 

 最近のアンケートによると、阪神淡路大震災で全半壊率が93%と壊滅的な被害を受けた兵庫県芦屋市津知町ですら、「震災の記憶が伝えられている」との回答は、わずか38%、そして家具転倒防止やガラス飛散防止、水・食料の備蓄などの対策をとっている世帯もわずからしい。

 

 いくら法整備がされたからと言って、災害から命を守るのは、最後は自分。

 

 防災にとって、最大の敵は、やはり「記憶の風化」だ。

 

 19年後、東日本大震災は人々の記憶にどれだけの教訓を残しているのだろうか。

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