軍事

集団的自衛権は来年春まで棚上げ 南スーダン武器輸送拒否

 国連南スーダン派遣団(UNMISS)で、国連からパキスタンなど増派部隊の武器を輸送してほしいとの打診を日本が断ったとの報道について、菅義偉官房長官は14日午前の記者会見で、事実関係を認め、集団的自衛権の行使の問題に抵触する可能性があることから慎重な対応を行なうとの認識を示した。

 

 同会見で菅官房長官は、「国連から国連南スーダン共和国ミッションの航空機輸送支援の打診があったことは事実。政府部内において各国の対応状況や実施時期、法的側面などについて総合的に検討した結果、今回の支援要請については、慎重に対応することにした」と事実関係を説明。

 

 さらに、「ご指摘の点(他国の武器輸送支援が集団的自衛権の問題に抵触する可能性)についても、現在、安保法制懇(安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会)において検討が行われている段階なので、政府としては懇談会の議論を待ちたい」と述べ、こうしたPKOにおける他国の武器輸送支援などのケースについては、来年4月以降に安保法制懇の報告書が提出され、政府としての方針が決定するまで、「棚上げ」との考えを示している。

 あなたにオススメの記事