歴史

防災歳時記2月6日 ビリビリするような国会の血脈

 今年も通常国会が始まった。会期は6月22日までの150日間。

 

 思い起こせば、昭和の時代の国会は、ビリビリするシーンもよくあった。

 

 今から26年前、1988年(昭和63年)の今日2月6日の衆議院予算委員会は、かなりビリビリした。

 

 それは日本共産党の正森成二氏が、為替問題について質問していた時だった。(その前に「前哨戦」みたいなやり取りはあったのだが)

 

 ハマコーこと故浜田幸一予算委員長(当時)が委員長席から唐突に口火を切った。

 

 

浜田「昭和8年2月24日、宮本顕治(当時 日本共産党議長)ほか数名により、当時の(共産党)財政部長 小畑達夫を股間に…」

 

 

正森「そんなこと言ってないじゃないか。何言うてんです。」

 

 

浜田「針金で締め、リンチで殺した。このことだけは的確に申し上げておきますからね。いいですね。」

 

 

正森「何を言っておるんだ。そんなこと、聞いておらないことを何を言っているんだ。」

 戦前に起きた「日本共産党スパイ査問事件」のことを言っているんだろうが、あまりの唐突さにズルッときた。

 

 

浜田「私が言っているのは、ミヤザワケンジ君が人を殺したと言っただけじゃないですか。」

 

 

 いつの間にか、宮本顕治が宮沢賢治になっちまってる。

 

 ハマコー先生、いつかこれを公の場で言いたかったんだろうな。

 

 どうも昔の政治家には、ほとばしる激情や信念を抑え切れない「熱い血潮」がたぎった人がいたようだ。

 

 ハマコー先生を予算委員長に推した故金丸信元自民党幹事長の奥さんは、「バカ!あんたなんか死んじゃえばいいんだ」と泣きじゃくったそうだ。

 

 当然ながらこれで、せっかくの予算委員長のポストもパア。

 

 ある日、ハマコー先生が担当記者たちを天ぷら屋に連れて行って、ごちそうしてくれた。

 


「天ぷらはエビだ!エビ以外食うんじゃねえ〜!」

 

 

 ひたすらエビ天を食べ続け、気持ちわるくなったことを懐かしく思い出した。

 

 もう、あんなビリビリする国会は見られないんだろうなあ、と変な感慨にひたったが、いや、そんなことはない、ハマコー先生の如く、「ほとばしる情熱を抑え切れないタイプ」が、内閣の重鎮に、まだ一人残っているじゃないか!

 

 麻生太郎 副首相兼財務相

 

 老婆心ながら、この国会では失言などなきように…。

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