歴史

防災歳時記1月20日 YES WE CAN! オバマ大統領の誕生

 今から5年前、2009年の今日1月19日、バラク・オバマが第56代のアメリカ合衆国大統領に就任した。

 

 ジョン・マケインとの選挙戦を制して初の黒人大統領となったオバマの原動力となったのは、当時流行ったあの言葉。

 

「YES WE CAN!」

 

 コンパクトで力強いメッセージはアメリカだけでなく日本にも届いたのであろうか。

 

 2009年9月、日本の選挙では民主党が大躍進を遂げ、鳩山由紀夫内閣が誕生した。

 

 オバマのキャッチフレーズは「YES WE CAN!」と共に「CHANGE!」も用いられていたが、日本もまた変わろうとしていた。

 

 しかし、そこから日米関係はギクシャクとし始める。

 

 鳩山内閣によって普天間基地移設問題は混乱を極めながら、当の本人は翌2010年6月に退陣。

 

 次に菅直人内閣が誕生し、11月には日米首脳会談も行われたが、その約半年後の2011年3月11日、東日本大震災が起きて、日本はアメリカとの関係どころではなくなった。

 

 しかも、である。地震もようやく一息つき、復興に向けて歩もうというときに菅内閣は倒れ、2011年9月には野田佳彦がその後釜に座る。

 

 その頃から日本国内は消費税問題が話題の中心となるが、増税の法案を通した直後に野田内閣もまた倒れて、再び自民党の安倍晋三内閣が誕生したのだから、オバマでなくとも呆れるだろう。

 

「一体、日本は何度首相が変わったら気が済むのか?」

 

 日本の政権が不安定なのは、今に始まったことではない。

 

 1885年に伊藤博文が初代総理大臣に就任してから129年。その間、実に96の内閣が誕生してきた。

 

 それも数ヶ月で退陣することは珍しいことではなく、1898年の第3次伊藤内閣(約5カ月)や1924年の清浦内閣(約5カ月)、1931年の犬養内閣(約5カ月)など、いずれも短命で終わっている。

 

 計算すると、明治以来、日本の内閣の平均寿命は1.34年。

 

 一方、アメリカでは、初代大統領のジョージ・ワシントンから数えて57代(オバマの二期目が57代)となるが、大統領の平均就任年数は3.91とほぼ任期の4年間を務めあげており、いくら文化や政治事情が違えど、日本の1.34年という政権の寿命は理解のし難いことであろう。

 

 彼らにしてみりゃ、日本の首相のキャッチフレーズは常にこんな風に聞こえているのではなかろうか。

 

「YES WE ALWAYS CHANGE!」

 

 さて、第2次安倍内閣は何年続くであろう。時事通信の17日発表によると、1月の世論調査で支持率は52.6%をキープしている。

 

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