火山

肺にダメージ 火山の光化学スモッグ?「ヴォッグ」の正体

 「ヴォッグ」という言葉をご存知だろうか?

 

 「火山(volcano)」と「スモッグ(smog)」を合わせた造語で、火山の噴火口から噴出される二酸化硫黄や硫化水素を含む火山性ガスが、「光化学スモッグ」のように水蒸気や太陽光線と反応してできるエアロゾル粒子の霧で、酸性雨を降らせたり、肺にダメージを与える。

 

 キラウエアなどの火山があるハワイ諸島では、「ヴォッグ警報」が発令される日もあり、この警報が発令されると、PM2.5の注意喚起のように、外出を避け、特に呼吸器系に持病を持つ人や、幼児・高齢者などには注意が必要とされている。

 

 米航空宇宙局(NASA)は、地球観測衛星「アクア」が高度約700キロの上空から撮影した「ヴォッグ」の画像を公開した。

 

 場所はオーストラアリアの北東約1800キロの南太平洋に位置するバヌアツ共和国。

 

 写真中央をタテに走っている銀灰色の光った太い帯のように見えるのが、同共和国のアンブリム島(火山)から噴出したヴォッグ。

 

 東日本大震災以降、富士山噴火の可能性も取り沙汰されてもいるが、火山の噴火活動は、溶岩や爆発、火砕流だけでなく、「ヴォッグ」のような健康被害を生み出す危険性も秘めている。

 

 

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