東日本大震災

児童74人犠牲の大川小 第三者検証委が初会合

 東日本大震災の大津波により、学校管理下で児童74人が死亡・行方不明となった宮城県石巻市立大川小学校の被災事故の原因を究明する第三者検証委員会の初会合が7日、市内で開かれ、初日は検証の方向性などが話し合われた。

 

 同検証委は、自然災害や事故の検証に詳しい専門家や教育関係者ら委員6人と、聞き取り調査や事実認定を行う弁護士らの作業チーム4人の計10人で構成される。委員長には中央防災会議で専門委員を務めたこともある室﨑益輝氏(関西学院大災害復興制度研究所長)が選出された。

 

 室﨑委員長は「亡くなられた方に寄り添って検証していくことが原則。裁判は『疑わしきは罰せず』だが、事故の検証は疑わしきは取り上げて、それを次の時代にどう生かしていくかという視点が大切だ」と抱負を語った。

 初会合に先立ち、午前中に委員たちは被災現場に出向き、児童が50分間待機していた校庭や校舎、学校の裏山などを1時間余りにわたり視察した。

 

 会場には遺族や取材陣のほかに、津波被害の大きかった同県名取市閖上地区の遺族らも駆けつけ、傍聴席は満席となった。

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