防災知識

地震保険加入しない理由は「高いから」 内閣府調査

 内閣府が10日に発表した平成25年の「防災に関する世論調査」によると、地震保険に加入していない人に、非加入の理由をたずねたところ、最多の29.0%の人が「保険料が高いから」と回答し、保険料の金額が加入のネックになっていることなどが明らかになった。

 

 この世論調査は2013年(平成25年)12月に、全国5000人の20歳以上の男女を対象に行なわれたもので、前回は東日本大震災前の2009年(平成21年)に実施されている。

 

 この調査では、大地震に備える対策(複数回答)として、「携帯ラジオ、懐中電灯、医薬品などを準備している」(62.2%)、「食料や飲料水を準備している」(46.6%)、「家具・家電などを固定し、転倒・落下・移動を防止している」(40.7%)などと答えた人は、東日本大震災以前の前回調査より5〜15ポイント程度増えている。

 

 しかし一方で、「近くの学校や公園など、避難する場所を決めている」(29.7%)、「家族の安否確認の方法などを決めている」(20.9%)、「防災訓練に積極的に参加している」(10.4%)などと回答した人は、前回調査より2.7〜4.8ポイント減っているのが特徴的。

 

 また大地震に備える対策として、「地震保険に加入している」をあげなかった人(1908人)に対して、地震保険に加入しない理由を聞いたところ、最も多いのは「保険料が高いから」(29.0%)で、以下「地震保険だけでは、家を再建できないと思うから」(15.0%)、「地震保険の内容がよく分からないから」(14.0%)などとなっている。

 

 同様に住まいの耐震補強工事について「実施するつもりはない」と答えた人(1973人)を対象に、その理由を聞いたところ、最も多かったのは「お金がかかるから」(43.5%)で、以下「必要性を実感できないから」(22.8%)、「集合住宅や借家などに住んでおり、自分だけでは判断できないから」(20.9%)などとなっており、地震保険や耐震補強工事では、コストの問題から実行に踏み切れないという実態が明らかになっている。 

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