医療技術

静岡でもタミフル耐性変異インフル検出 6道府県に拡大

 北海道札幌市など5道府県で確認されているタミフルなどの抗ウイルス薬に耐性のある変異インフルエンザウイルスだが、国立感染症研究所が13日に発表した最新の抗インフルエンザ薬耐性株サーベイランス(2月10日現在)によると、この耐性ウイルスが静岡県でも2人の患者から検出されている。

 

 このウイルスは、今シーズン再び流行しているA(H1N1)pdm09ウイルス(2009年に世界的大流行=パンデミックを引き起こした新型インフルエンザウイルス)の変異株で、抗ウイルス薬 タミフル(オセルタミビル)ラピアクタ(ペラミビル)に対する耐性を獲得しているもの。

 

 これまでに、北海道、山形県、神奈川県、三重県、大阪府で検出されているが、今回、静岡県でも見つかったことで、耐性変異ウイルスの検出は6道府県に拡大している。

 

 同サーベイランスによれば、解析した検体374株のうち7%にあたる28株から、この耐性変異ウイルスが検出されており、タミフルなどが効かないウイルスがさらに広がることが懸念される。

 

 国内で、A(H1N1)pdm09ウイルスの変異株が確認されたのは、今シーズンが初めてだが、海外ではこれまでにも「抗ウイルス剤への耐性」を持つ変異ウイルスの検出例がある。

 

 国立感染症研究所では、タミフル耐性変異ウイルスが検出された山形県の小学生が、発症する1〜2日前に、関東地方のテーマパークに行っており、このテーマパークは海外から訪れる人も多いことから、同テーマパークに海外からタミフル耐性変異ウイルスが持ち込まれた可能性も示唆している。

 

 

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