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福島原発の避難住民、3~4割が「戻らない」 復興庁

 復興庁では、福島原発から20km圏内にある5市町村(一部30km圏超え)の避難住民へ調査を行い、故郷への帰還についての意向結果を8日までに公表。警戒区域や放射線量が高い地域の住民たちは、3~4割が「戻らない」と回答した。

 

 原発が立地する双葉町では15歳以上の全住民6,293人が調査対象(3,710人が回答)。「戻らない」と答えたのは30.4%で「判断がつかない」が26.9%となった。警戒区域にある富岡町では18歳以上の全住民1万3,191人(7,634人)に行われ、「戻らない」が40.0%、「判断が付かない」が43.3%と、いずれも積極的に戻りたいという回答は低迷した。

 

 また、楢葉町や田村市でも同規模の調査を実施。それぞれ「戻らない」と答えた回答率は22.0%、10.2%と先の2町に比べて低く収まった。両市町では放射線量への警戒度が下げられているのが一因と考えられる。

 

 原発から距離は離れていても放射線量が高く、全村避難となった飯舘村では、27.8%と3割近い住民が「戻らないと決めている」と答えており、放射能汚染が住民の帰還への意向に影響していることが浮かび上がった。

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