テクノロジー

「芝」で汚染土壌浄化 住友林業とJXが共同開発

 油で汚染された土壌を特殊な「芝」を使って低価格で浄化する技術を、住友林業とJX日鉱日石エネルギーが共同開発した。ガソリンスタンドや工場の跡地のほか、津波や洪水など災害による油の汚染土壌の浄化にも効果が期待できる。


 この新技術では、油に強い品種の芝を利用。芝の根から出る栄養分で地中の微生物を活性化させ、土壌中の油分を数年かけて分解する仕組み。費用は1立方メートルあたり5000円~1万5000円程度で、土を掘り出して薬品処理するなどの従来の方法に比べ10分の1ですむ。現在、両社は共同で特許を出願中だ。

 

 住友林業によると、これまでに実験で浄化効果を確認したのは工場跡地などにとどまるが、芝生を植えられる環境であればどんな土地でも適用は可能という。実用化に向けて栽培用に1万平方メートルの土地を確保し、年間1~2万平方メートルの供給を目指している。

 あなたにオススメの記事