医療技術

川崎市の麻しん増加 フィリピンからの感染輸入

 国立感染症研究所は19日、神奈川県川崎市で1月に発生した3例の麻しん(はしか)患者は、いずれもフィリピンへの渡航歴があり、いわゆる「感染輸入」だったとの川崎市健康安全研究所などの報告を発表した。

 

 川崎市における麻しん(はしか)の検査確定例は、2012年が0例、2013年が1例のみだったが、今年1月に入って突然、3例の感染が確認された。

 

 感染が確認されたのは、生後9ヶ月の男児、12歳の女児、33歳の女性の家族で、発症前にフィリピンに渡航しており、3人からはいずれも遺伝子型がB3型の麻しんウイルスが検出されている。

 

 B3型のウイルスは主にアフリカで流行しているが、昨年以降、フィリピンでも大流行が見られ、同国保健省によると、昨年1月1日から12月14日までに、同国では死亡例12例を含む、1848例の麻しんの感染が確認されている。

 

 今回の3人については、いずれも二次感染は発生していないと見られるが、近年、フィリピンを始めとするアジア・オセアニア地域で麻しんウイルスに感染するリスクは非常に高くなっており、感染予防に注意が必要。

 

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