政治

日本郵政前社長の顧問就任「極めてあぜんとした」官房長官

 日本郵政の坂篤郎前社長が、同社の顧問に就任していた問題で、菅義偉官房長官は4日の参院予算委員会や午後の記者会見で、「極めてあぜんとした」などと述べ、強い不快感を示すとともに、現社長に見直しを申し入れたことを明らかにした。

 

 坂前社長は2012年民主党政権下で社長に就任したが、政権交代後に安倍政権がこの人事に反対したことから、昨年6月に現在の西室泰三社長に交代している。

 

 会見で菅官房長官は、「ある意味で、あのような形で、事実上の更迭だったと思う、社長交代した方が、監督官庁の総務省も知らないところで顧問に復帰をしていた。そして報酬も支払われていた。そういうことは私にとって極めてあぜんとしたこと」と強い不快感を表明。

 

 さらに、「日本郵政は、国民の大切な会社。政府が100%株式を持っていて、民営化を推進し、上場に向けて経営効率を高める努力ということが今、極めて必要な中にあって、多くの顧問を置いて、多大な報償費を支払っているのは、国民から理解されないと思った。監督官庁である総務省、新藤義孝総務相のところでしっかりと対応されると思う」と述べた。

 

 また菅官房長官は、「私自身も現在の経営者に対して、前政権からのしがらみがあろうかと思うが、そうしたものは断ち切って、厳正に見直ししてほしいという主旨の話をした」と現在の西室社長に見直しを要請したことも明らかにしている。

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