歴史

平等院「900年間地震や風雨に耐えた瓦」1500枚発見

 宇治市は14日、平等院鳳凰堂の屋根を修理・調査した結果、平安時代の瓦が1560枚見つかったと発表。この発見によって、数々の地震を経験しながらも大きなダメージを受けなかったことが裏付けられ、改めて平等院鳳凰堂の耐震性が証明された。

 今回の修理・調査で発見された1560枚の瓦の内訳は、1273枚が大阪の河内瓦で280枚が奈良の南都瓦(7枚は産地不明)。いずれも特注品で、創建(1053年)から50年後にふかれたものと見られている。これまで平等院鳳凰堂は、宇治橋が崩落した文治地震(1185年)、清水寺が出火した京都の地震(1317年)、伏見城の天守閣が大破して石垣が崩れた慶長伏見地震(1596年)など数々の地震や暴風雨を経験しており、倒壊した記録は残されていない。

 宇治市の担当者は「平等院鳳凰堂は阿字池の中島に建設されており、地盤が不安定といわれているが、逆にそれが地震の衝撃を吸収しているのではないか。」と話している。なお質の良い瓦は再び使用するとのこと。

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